
睡眠は人にとって不可欠の行為です!
新人類(ホモ・・サピエンス)が登場してから40万年になります。
進化の途中で「睡眠」が不必要なら、睡眠という行為は短くなるか無くなっているはずです。
しかし、現代においても睡眠行為が残っていることを考えれば、「睡眠」は人類にとって必要な
行為なのです。
睡眠は人に何故必要なのでしょうか?
考えてみれば、睡眠って何故必要なのでしょうか?
「そんなの当たり前じゃないですか!」と言われるかもしれませんね!
じゃ、どうして必要なのか?・・それは「睡眠は人を育てる」ことだからです!

赤ちゃんは、生後6ヶ月くらいまでは一日の内14~18時間寝ています。
この睡眠中に成長ホルモンが出て細胞を作り変え、分裂を繰り返し特に脳の発達を促進
させています。
睡眠することで記憶の整理、体温調節、脳の老廃物の整理などいろいろなことを睡眠中に
しています。
大人も同じで睡眠中に細胞の作り変え、記憶の選択、 定着、傷ついた筋肉の修復、免疫物質を多く
作り出し病原体を退治したりと様々なことが睡眠中に行われています 。
人は一体どれくらいの睡眠時間が必要なのでしょう?

人の睡眠時間、それは個人差がありますが、成人で7時間15分くらい必要です。
年齢によっても必要な睡眠時間が違ってきます。
諸説ありますが大体下記のようになります。
0歳~9歳・・・・10~14時間
10歳~18歳・・9~10時間
19歳~25歳・・7~9時間
6歳~45歳・・7時間前後
65歳以上・・・・6時間
年をとるとよく「昔ほど眠れなくなったよ。」と言いますが、単に必要な睡眠時間が
短くなっただけのことなのです。
しかし、この「必要な睡眠時間」が25~45歳の人に特に足りていないのが現状のようです。
睡眠負債といわれていますが、睡眠が足りていないとどのようなことが起こるのでしょうか?
睡眠不足が続くと・・・・・

人は睡眠不足が続くと、倦怠感、頭痛、食欲不振、免疫力の低下を招きます。
また、他人から遠ざかる傾向が強くなり、社会生活に支障をきたすようになります。
かと言って、多く寝れば良いというものでもありません。
年齢相応の睡眠時間以上に寝ると、死亡リスクが増えることが分かっています。

※ 上記グラフは米国の大規模調査より引用
人は体に必要な睡眠をとれていると、自然と目が覚めるように出来ているのです。
それ以上に寝る必要がないのです。
良く寝るために気をつけたいこと

毎日を快適に過ごすためにも良い睡眠を取りましょう。そのための具体案を示します。
★ 睡眠リズムを保つ・・・毎日同じ時間に起きる(休日も同様に!)
寝る時間はその時の状況によって多少かわりますが、起きる時間は
できるだけ同じ時間に起きましょう。いつまでもベッドで過ごすのは良くありません(※後述)
★ 睡眠環境を整える・・・寝室の温度、夏は 25℃~27℃ 、冬は15℃∼18℃で湿度も50%が理想です。
★寝る前の飲料(ホットミルク、ココア)そして入浴は2時間前までに済ませましょう。
★テレビ、スマホ、ゲームも寝る2時間前まで!(ブルーライトは脳を覚醒させ眠りを妨げます)
最低限以上のことに気をつけたいものです。
※後述 目覚めは体が必要としている睡眠が取れているので目が覚めるのです。それ以上に寝床で過ごすのは体内時計を狂わせ生活リズムを崩し夜の入眠のタイミングに影響します。目が覚めたらベッドから出て体を動かすように心がけましょう。

まとめ
睡眠は人類にとって不可欠の要素です!
働き盛りの年齢層はどうしても睡眠不足になりがちです。
しかし、しっかりと日中働くため、パフォーマンスを上げるためには睡眠が欠かせません。
より良い、健康な生活を送るためにも今日から是非規則正しい生活を目指して欲しいと思います。
そのための睡眠環境も整えましょう。部屋、ベッド、マットレス、枕などの寝具えらびも大切です!
「睡眠は人を育てます」・・良い睡眠を!!