総務省の統計によると、2016年は10歳以上の方の平均睡眠時間は7時間54分、2024年には8時間8分で14分増えているそうです。
職業でいうと在宅勤務の方が睡眠時間が増えているようです。 2020年から始まったコロナの流行が影響しているように思われます。コロナでリモート勤務が増え、家にいる時間が増えたことによって、睡眠時間も増える 傾向にあったのでしょう。
睡眠時間、寝れば良いというものではない!
年齢別に必要な睡眠時間が分かっています。
0歳~9歳・・・・10~14時間
10歳~18歳・・9~10時間
19歳~25歳・・7~9時間
6歳~45歳・・7時間前後
65歳以上・・・・6時間
睡眠不足の蓄積が、癌、糖尿病、高血圧などの生活習慣病やうつ病、認知症など、さまざまな発症リスクを高めることが
各方面の研究で分かってきています。(当然個人差があるので、あくまで統計的なものです)
かと言って、単にたくさん寝ればよい!というものでもありません。
寝すぎ、成人してから8時間を超える睡眠は、死亡リスクが上昇するという研究結果がでています。
沢山寝れば良いというものでもないのですね!
※ 上記グラフは米国の大規模調査より引用
年齢と共に睡眠時間が減っていくのは普通のことのようです。65歳で6時間の睡眠時間で十分ということです。
その時の年齢に合った睡眠時間があるのです。
だらだらと寝床で過ごすのは良くない! 寿命を縮めるリスクあり!
休みの日だからと「まだ起きなくても良いだろう⁈」と寝床で過ごすのは、良くありません。
だらだらといつまでも起きないでいると、体内 時計のサイクルが狂い体内リズムに影響、しいては免疫力の低下などにより病気のリスク、寿命が縮まり死亡のリスクも高まるそうです。
普通に寝れていると身体が必要としている睡眠時間が足りているので、目覚めるのです。
それをいつまでも寝床にいるとついつい楽なので、いつの間にか悪習慣化してしまいます。
それを避ける意味でも目が覚めたら、ベッド、布団から取り敢えず出て体を動かすようにしましょう。
また、強制的に起きなければならない用事を、寝る前に作っておくことです。
例えば、昼に 知り合いとランチの約束をしておく、トイレットペーパーを買いに行く、銀行にお金を下しに行くなど。
朝に強い人、弱い人どのような違いがある?
若い人は概して朝に弱い、夜型であるといいますが、朝に強い、弱いは遺伝的なものだそうです。
血圧は自律神経によってコントロールされています。逆に言うと血圧が低いことで自立神経が正常に働きにくいのです。
自律神経がうまく働かないと、血圧も上がりにくい、血液の循環がわるいなどで、ふらついたりして朝起きにくいのです。
低血圧の人が良い睡眠をとるには
低血圧の人が良い睡眠をとるために、気を付けて欲しいことは、
・早寝早起きを心がける(夜更かしはしない)
・栄養バランスのとれた食事をする
・入浴はシャワーで済まさず、浴槽に38℃~39℃の湯をためて10~15分入る
・ベッドの頭側を上げて寝る
他にもありますが、上記4つを心がけ実行しましょう!
低血圧の方は、血圧が低いと脳が酸素不足になり脳の目覚めが悪くなります。
眠気に襲われやすくなり、頭痛や目まいを感じることになります。
まとめ
2024年の総務省の調べでは、2018年の頃より14分も睡眠時間が増えています。
こちらは2020年より流行したコロナにより、在宅勤務が増えたところに大きい要因があるように思われます。
睡眠不足は軽く考えがちですが、人体にとって非常に深刻な問題でもあるのです。
健康な生活をも脅かすことになります。睡眠不足は免疫力を下げ病気のリスクをあげます。
そのほかにも多数の問題を引き起こし、人体にとっては「百害あって一利なし」なのです。
皆さんも「良い睡眠」をとれるよう、しっかり必要な時間の睡眠を取れるよう環境を整えてもらいたいと思います。